小柄女性向けの洋服を取り扱うECモールの新規事業について、公的統計や市場データを活用し、ターゲット人口や市場規模を数理的に推計しました。あわせて競合サービスを調査し、事業化を検討するための市場性評価を行いました。
CLIENT
株式会社ÉCLAN
プチキャリ
FIELD
アパレル・EC
SUPPORT
市場調査・事業性評価
市場規模推計・数理分析
競合調査
CLIENT:株式会社ÉCLAN
株式会社ÉCLANは、選択肢の少なさで人の一歩を止めないように。株式会社ÉCLANは、そんな人と「なりたい自分」の間にある小さな壁を、事業によって取り除く会社です。
ファッション、美容・ウェルネス、キャリアなどを通じて、自分らしく前へ進むための選択肢をつくります。その主要事業の一つが、小柄女性向け総合ショッピングモール「プチキャリ」です。
01
BACKGROUND
背景・課題
小柄女性向けの洋服を集めたECモールの立ち上げを検討するにあたり、事業として十分な市場規模が存在するのかを定量的に把握する必要がありました。
一般的なアパレル市場の統計は存在するものの、「小柄女性」という特定のターゲットに限定した市場データはほとんど存在しません。
そのため、既存の市場レポートを探すだけではなく、身長に関する公的統計や人口統計など複数のデータを組み合わせ、対象となる女性の人口規模から市場性を推計することが求められていました。
02
APPROACH
支援内容
公的統計や既存調査をもとに、日本人女性の身長分布を整理し、平均値や標準偏差を用いて一定の身長以下に該当する女性の割合を推計しました。
さらに人口統計やアパレル市場に関するデータを組み合わせることで、想定されるターゲット人口や市場規模を算出しました。
あわせて、小柄女性向けのアパレルブランドやECサービスについて競合調査を行い、新規ECモールの事業性を定量・定性の両面から検討しました。
また、ECモール立ち上げ後を想定した取得すべきデータ内容を整理・提示しました。
- 女性の身長や職業に関する公的統計・既存データの収集
- 身長分布を用いた対象女性割合の推計
- 年代別人口データを組み合わせたターゲット人口の算出
- アパレル市場データを用いた潜在市場規模の推計
- 小柄女性向けブランド・ECサービスの競合調査
- 商品構成・価格帯・ターゲット・販売形態の比較
- 検証KPI案の提案
03
IMPACT
効果
市場データが直接存在しない事業領域について、複数の統計データを組み合わせることで、ターゲット人口や市場規模を具体的な数値として把握できるようになりました。
これにより、感覚的な「需要がありそう」という判断ではなく、具体的な数値をもとに事業の可能性を検討できる状態を構築。
事業計画やプレゼンテーションにも調査結果を活用いただき、採択件数最大10者の奈良県起業家支援事業における補助金採択にもつながりました。
ターゲット規模を可視化
身長分布と人口統計を組み合わせることで、対象となる女性が国内にどの程度存在するのかを推計。明確な市場統計が存在しないターゲットについて、具体的な人口規模として可視化しました。
事業性を定量・定性で評価
競合ブランドや既存サービスの状況と市場規模を合わせて整理することで、新規ECモールの事業性を検討するための判断材料を提供しました。
補助金採択に貢献
調査によって整理した市場規模やターゲットに関する数値を、事業計画やプレゼンテーションの根拠として活用。事業の市場性を客観的なデータで示すことで、奈良県起業家支援事業の補助金採択に寄与しました。
04
POINT
ポイント
本案件では、直接的な市場統計が存在しないニッチ市場について、複数のデータを組み合わせて市場規模を推計しました。
特に、女性の身長データを平均値と標準偏差から分布として捉え、統計的にターゲット割合を算出した点が特徴です。
低身長を再定義する可能性に備え、1cmごとに割合を求めました。
身長分布 → 対象割合 → 対象人口 → 市場規模
という順序で数字を組み立てることで、「小柄女性向け市場」という既存統計では把握しにくい市場を定量化しました。
既存の市場レポートを収集するだけではなく、必要な数字そのものを統計・数理的に組み立てることで、新規事業の意思決定に活用できる情報へ落とし込んでいます。
事業の可能性を、
「数字」で確かめませんか?
市場調査や統計データの分析から、
事業判断に活用できる根拠づくりまでサポートします。
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